一年を通じて涼しく夏は避暑地としても有名です。蓼科湖を中心にリゾートホテルや別荘などが集まり、豊かな自然の中を散策しながら、ゆっくり過ごす時間を楽しめる、自然と歴史の重なる大人のリゾートエリアです。
今回は、2023年7月15日オープンした長野県茅野市にある「蓼科高原キャンプ場」を紹介します。
(利用時期:2023年7月下旬)
基本情報
蓼科高原キャンプ場
所在地 | 長野県茅野市北山4035-1174 |
標高 | 1,210m |
公式HP | アルピコリゾート蓼科高原キャンプ場 |
営業期間 | シーズン営業(4月下旬~11月上旬) |
予約 | なっぷ(3ヶ月前から開始) |
キャンセル | 1日前からキャンセル料発生 |
決済 | 現金・QRコード・電子・クレジット |
チェックIN | 13:00~17:00 |
チェックOUT | ~11:00 |
ペット | 一部エリアのみOK |
料金
人数ではなく1組あたり(定員内)の料金になります。
また、サイト料金とは別に環境保全費500円/名が掛かります。
フリーサイト (5名) | オートサイトR (8名) | オートサイトW (8名) | |
---|---|---|---|
ノーマルシーズン | 3,000円 | 3,800円 | 4,200円 |
オンシーズン | 3,900円 | 4,600円 | 4,800円 |
ハイシーズン | 4,500円 | 5,400円 | 5,600円 |
環境保全費 | + 500円/名 | + 500円/名 | + 500円/名 |
アクセス
新しい施設のため、住所やキャンプ場名ではナビで表示されないことがあります。だいたいの場所で向かうと入口がとても分かりづらいため苦労するかもしれません。入口から管理棟までの道路は舗装されています。
< 茅野市から向かう場合 >
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」まで行ってしまうと、キャンプ場入口をすでに通り過ぎています。横断歩道前の路地を左折しましょう。
< 白樺湖やメルヘン街道から向かう場合 >
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」をとりあえず目指し、道の駅の入口を過ぎてすぐの横断歩道を右折しましょう。
利用してみて
良かった点
注意点
チェックイン
セルフチェックイン
予約完了メールに掲載されている「セルフチェックイン」を事前(利用前日~当日)に回答します。内容は、サイトルール・場内マップ・ゴミ処理ルール・利用規約・場内ルールなどです。
アーリーイン/レイトアウト
事前申告は不要で当日に受付窓口での申告になります。
サイト区分 | イン時間帯 11:00~11:59 | イン時間帯 12:00~12:59 | 備考 |
---|---|---|---|
フリーサイト | 1,000円 | 500円 | 全日利用可 |
オートサイトR | 1,000円 | 500円 | ハイシーズン中は不可 |
オートサイトW | 1,000円 | 500円 | ハイシーズン中は不可 |
※ 一人あたりではなく、一組あたりの料金。
※ フリーサイトは、10時台でもアーリーチェックインできます。追加料金は1,000円です。
※ レイトチェックアウトはフリーサイトのみ利用可能です( レイト:500円/1時間)。
サイト
「自然地形をなるべくそのままに」がコンセプトのキャンプ場のようです。シチュエーションに応じて、利用するサイトを選ぶ楽しさがあります。
▼ 簡単に各サイトの特徴をまとめてみました。
フリーサイト
車両の乗入れはできないため隣接する駐車場へ。台車の貸出はないのでワゴンがある方は持参すると安心です。
駐車場付近は他と比べると傾斜が緩やかになっています
駐車場付近は工夫次第でオートサイトのように使えそうです。
サイトの中央は木々がなく開けた空間。まわりには木陰があるため夏でも過ごしやすいです。
利用した場所・おすすめの場所
私たちが設営したのは赤印の場所です。傾斜も緩やかで木陰もある場所だったのでココにしました。黄色のあたりがフリーサイト内で一番高い場所。ここから放射線状に傾斜になっています。
おすすめの場所は赤色のエリアでしょうか。
炊事場やトイレに行きやすく距離も遠くない。傾斜も緩やかで車へのアクセスも楽です。
ポイント規定
フリーサイトは、1組が使用できる広さ制限の「ポイント規定」というルールがあります。
3ポイントまではOK。3ポイントを超える場合は2プランの予約が必要になります。
シェルター利用時に、完全に内側に収まるインナーテントはポイントに含まずに張れるようです。
名称 | 詳細 | ポイント |
---|---|---|
ソロテント | 1~2名用テント・ハンモック泊利用のハンモック | 1P |
テント | 3~7名用テント及び下記大型アイテム未満のシェルター (ランドロック・カマボコテント3L・コクーンⅡなど) | 2P |
大型 アイテム | 長辺が7mを超えるテント・タープ・シェルターなど および、8名(就寝)以上のテント | 3P |
タープ | タープ | 1P |
オートサイトR
- 川沿いオートサイト(大人の膝下くらいの深さの小川)
- 1区画:約100㎡〜150㎡
- 先着順のため区画指定はできない
- 管理棟、トイレ、炊事場が近い
- サイト内は比較的平坦
- 車両乗入れOK
- ペットNG
おすすめのサイト
私たちがオートサイトRを利用するなら、R-9・R-10・R-11・R-12・R-13でしょうか。
電柱や建物などの人工物が見えないのと、個人的に炊事場・トイレ付近が苦手という理由から。
サイトの特徴
中央に木がありテントの張り方は限られそう。大きいテントは厳しいかもしれないです。
R-1との境界が曖昧ですが、おそらくこの辺りになると思います。大きいテントは厳しいかもしれません。炊事場からサイト内が丸見えになりますね。
縦長の長方形サイト。大きいテントも十分設営もできそうです。R-2とは若干の段差があり、R-4との境界に簡易的な柵があります。
形が特徴的なためテントなどの配置を楽しめそう。轍ができていたのが気になります。
奥(川側)に行くにつれて広くなっています。広さはデュオでちょうどいいサイズです。この日は「土壌調整中」で使用できないようになっていました。
▼ 他サイトは利用中のため撮影しませんでした。見た印象を紹介します。
【R-4】
・ほぼ正方形で2人なら十分な広さ
・R-3とR-5に囲まれているためすこし窮屈感はある
【R-5】
・サイト面積が小さいので大きいテントは厳しい
・トイレや炊事場への人の往来が気になる方には不向き
・SNS映えする(炊事場側から川越しのサイトを撮影できる)
【R-6】
・トイレや炊事場が近いので安心
・大きいテントも張れる広さ
・炊事場への人の往来が気になる方には不向き(通路側に駐車すれば気にならないかも)
・川へサイトから直接アクセスできる
【R-9】
・広さは十分。奥に向かって狭くなっていく形をしている
・草木があるため川へはアクセスできない
・地面が柔らかいかも(大きな轍ができていた)
【R-10】
・縦長のサイト。大きなテントを張るとタープは張れない広さ
・サイト入口から一段下がるよな形でスロープになっているがサイト内は平坦
・草木があるため川へはアクセスできない
【R-11】
・ほぼ正方形でファミリーでも十分な広さ
・草木があるため川へはアクセスできない
【R-12】
・ほぼ正方形でファミリーでも十分な広さ
・草木があるため川へはアクセスできない
【R-13】
・ほぼ正方形で広さは十分
・オートサイト最奥でプライベートな空間
・車道がR-13で行き止まりとなるため、車は車道に停めてサイトを丸々使うこともできそう
・上に木が被っていないため星空を眺められる
オートサイトW
- 白樺林に囲まれたオートサイト
- 1区画:約100㎡〜150㎡
- 車両乗入れOK
- ペットOK
- サイト指定はできない(先着順)
- トイレ、炊事場が遠い
グルキャンサイト
- 1グループ限定サイト(広さ:約400㎡)
- 車両乗入れOK
- ペットOK
複数のグループ・家族とのキャンプに最適な広いスペースを貸し切りで利用することができます。他キャンパーの視線や設営スペースに気を遣わずにグルキャンしたいなら、このサイトがいいかもしれません。ただ、週末の予約がなかなか取れない人気のサイトみたいです。
施設情報
管理棟
忘れ物など万が一の場合に備えた必要最低限のキャンプ用品のレンタルと販売もしています(薪、調理器具・キッチン用品、インスタント食品等)。トイレはこの建物の中にあります。
▼ 売店商品の一例。
薪(針葉樹) | 800円 |
薪(広葉樹) | 1,200円 |
炭 | 800円 |
着火剤 | 50円 |
OD缶 | 800円 |
カセットガス | 300円 |
チャッカマン | 200円 |
ロックアイス | 300円 |
調味料 | 200円~ |
トイレ・シャワー室
トイレは男女別ですべて洋式。清潔感があり、ハンドソープも完備されています。
(※ 写真は女性トイレ)
シャワー室はトイレスペース内にあり、1回500円(5分)で24時間利用可能です。
予約制ではなく、時間帯によっては順番待ちになるかもしれません。
共有シャワーが苦手という方にはおすすめです。ドライヤーも完備されています。
炊事場
すべての蛇口からお湯も出るのでしつこい油汚れや寒い時期も安心。
洗剤やスポンジは常備されていないため各自で持参してください。
ペグやグリル・焚き火台などの専用洗い場が2つあります。洗濯機もあります。
周辺情報
道の駅「ビーナスライン蓼科湖」
2020年7月にオープンした道の駅。2023年にリニューアルされ、それまであった地元農産物を扱う産直市場と軽食屋がなくなり、トイレと休憩展望室の施設ができていました。
蓼科BASE
2023年4月、道の駅の隣にオープンした複合施設。レストラン、カフェ&バー、ベーカリー、ハンバーガー、ソフトクリームなど、蓼科湖のほとりでランチや休憩を楽しめるスポットが誕生。
日帰り温泉、宿泊施設も併設しています。
蓼科湖レジャーランド ウォーターパーク/フォレストパーク
2023年にリニューアルオープンした蓼科湖レジャーランド。
ウォーターパークは、これまでも大人気だったアヒルボートにスワンボート。それに加えてSUP・カヌー・カヤックなどの湖上アクティビティが充実。
フォレストパークは、ゴーカートやパターゴルフなど大自然の中で楽しむアクティビティが充実。
喫茶蓼科アイス
著名な文人墨客に愛された蓼科アイスをモチーフとしたソフトクリーム店
ハム・ソーセージ ペーター
ドイツで開かれたコンテストで数々の賞を受賞した実績を持つ、手造りハム・ソーセージの専門店。スイスの美味しいパンやピクルス・チーズ・生ハム・サラミ・ジュースなど品揃えも豊富のお店。
まとめ
自然を感じながらサイトでゆっくりするも良し、近くの蓼科湖でアクティビティや食べ歩きなど
観光を楽しむも良し、ビーナスラインをドライブするも良し、キャンプだけではなく観光のベース地として利用するのもアリだと思います。
以上、「蓼科高原キャンプ場」の紹介でした!