富士川キャンプ場|絶景に癒される高台のキャンプ場を紹介!

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静岡県富士市にある野田山健康緑地公園「富士川キャンプ場」

2021年8月に名称を新たにリニューアルオープンしたときから少しづつ進めていた景観整備が2周年に合わせて実現!

雄大な眺望が魅力の「富士川キャンプ場」の展望サイトを利用してきました。

この記事で分かること
  • キャンプ場のロケーションや眺望は?
  • 設備や環境は?
  • どんなスタイルに向いてる?
  • 通年営業してる?
  • アーリーチェックインはできる?
  • ペットと一緒に過ごせる?
  • AC電源サイトはある?
  • 売店はある?薪は買える?
  • 事前に知っておきたい注意点は?

・利用時期:2024年11月上旬/週末
・天気:晴れ
・現地気温:最高15℃/最低6℃

ロケーションや眺望は?

富士川ビュー
富士川ビューポイントから撮影

標高は500mもありませんが、海にほど近い立地のため見晴らしは抜群!

最寄りの富士川スマートICから山道を登ること20分弱とキャンプ場までのアクセスも悪くありません。

ただ、一番近いスーパーまで25分程かかるので、買い出しは済ませてから向かうほうがいいと思います。

富士川ビュー
富士川ビューポイントから撮影

全サイトから富士山を眺めることができます。

サイトによって見え方も違うので、お気に入りの景観を見つけるのも楽しみの一つ。

after

高低差をいかしたサイト作りが特徴的で、利用するサイトによっていろんな景観を楽しめます。

今回は一番高い場所にある展望サイト(33番)を利用しました。

絶景ロケーション

日が沈む方角に浜石岳があり、日の入りを見ることはできませんが、徐々に陰る景色は時間の流れを一層感じられます。

夜景

日没とともに街に光が灯り、富士市の夜景が眼下に広がります。

眺望(朝焼)

寝過ごしてしまいブルーモーメントは撮影できませんでしたが、

限られたロケーションでしか見ることができない「夜景と朝焼けが混在する時間」はキャンプの醍醐味の一つ。

絶景ロケーション

時間とともに移り変わる景色はずっと見ていられます。

他サイトからの眺望

展望サイトと高台サイトからは、駿河湾、夜景、伊豆半島から昇る朝日が眺められます。

富士川ビュー
富士川ビューポイントで撮影
眺望(駿河湾)
富士川ビューポイントで撮影

4つの展望スポットがあり、景観の良いサイトに宿泊してなくても絶景を眺めることができます。

公式で紹介しているビューポイントからの眺望はこちら>>>

キャンプ場の環境は?

整備された場内

山の傾斜をうまく活かしたサイトづくり。

場内通路も舗装されスタッグやスリップの心配なし(高台サイトまでの道はまだ砂利道)。

整備された場内

景観の邪魔にならない程度に木々が残され、場内はすっきりした整備がされています。

2022年に初めて利用した時は「眺望は良いのに草木・樹木が生え放題でなんか勿体ない」という印象でした。
ですが、景観の邪魔になる樹木は伐採され、場内の芝も綺麗に手入れされ、安心して気持ち良く過ごせるキャンプ場にリニューアルされてました。

テントサイトは、場所により富士山が見えずらい区画があり、展望サイトは富士山を見ることができませんでしたが、景観整備で眺望が良くなりました。

リニューアル告知

2024年11月から高台オートサイトがオープン!

全4区画で駿河湾、清水港の夜景が特徴のサイトが完成していました。

また、展望サイトが2025年1月からオートサイトになります

場内の桜の木

高台サイトやゴミステーション付近など場内には桜が多く、春には花見キャンプもできそう。

伐採した斜面には保護シートがかけられた植樹があり、どうやらいろんな種類の桜とのこと(管理人さん情報)。

管理運営会社

キャンプ場の運営は、地元の林業会社が指定管理者として実務管理を行っているため、場内だけでなく周辺の森林管理も任されているようです。

その結果、景観整備というキャンパーには嬉しい恩恵が。

ゆるキャン

「ゆるキャン△」の舞台にもなったキャンプ場ということもあり、売店(管理棟)には関連のモノが多数展示されています。

ファンの方には心躍るスポットだと思います。

一方、忘れがちな調理道具や調味料、お酒、インスタント食品からお肉まで、かなりラインナップ豊富な品が取り揃えられています。

管理受付棟

さすが林業会社。木工玩具や木工商品も体験・販売されています。

売店で販売されている商品一覧はこちら≫≫≫

どんなスタイルに向いてる?

個人的には、ソロ、夫婦やカップルのデュオ、車中泊に向いていると思います。

雄大な眺望がこのキャンプ場の最大の強みだと思います。

「わいわい活気のあるキャンプ場」というよりは、「静かに景色を楽しむキャンプ場」という印象を受けました。

ファミリーに向いていない訳ではありませんが、家族構成や子どもの年齢、テントの大きさ、車の大きさ、荷物の量など、いろいろ気にしなければならない点が多いと感じたので外しました。

高台サイト

一番広い「高台オートサイト」は約90㎡。

車両もサイト内に駐車するとなると、普段100㎡以上のサイトを利用している方は手狭に感じると思います。

「平地オートサイト」も約56㎡と広くはありません。

積み下ろし時のみ横付けできる「展望サイト」は約70㎡。

テントサイトに至っては、車両進入はNGで広さも36㎡なので、ソロにおすすめです。

人数が増えると荷物も多くなり、チェアの数、テーブルや調理スペースも確保しないとならないので、レイアウトの幅は限られてしまうかもしれません。

サイトはそこまで広くない

平地サイト、高台サイトの全7区画しかありません。広さも約56㎡~90㎡と絶妙な広さ。

2025年1月~展望サイト2区画もオートサイトに
ただ、車両は区画内なのか?区画外の空いてるところに駐車するのか?分かりません…

一方、テントサイトは29区画あります。

大人数やファミリーで利用するには少し手狭な感じも否めません。

車中泊であれば、区画に車が収まればいいので使いやすいかもしれませんが、車の大きさに制限があるので要注意!
※ 大型車(全長5.5m 全幅2.2m 全高3.2m以上)は入場できません

サイトの防護柵
高台サイトのサイトと崖の境界

傾斜をいかしたサイト作りが特徴のキャンプ場なだけに所々崖があります。

景観を重視してなのか、転落防止柵などはないので小さい子どもがいる場合は要注意!

場内には地面に埋められたソーラーライトが複数設置されていて夜間の歩行も安心。

景観のことを考慮されている気遣いがうかがえます。

大あずまや
大あずまや

子どもが遊べるような遊具、スペースはありません(強いて遊べそうな場所は「大あずまや」付近)。

前述したとおり、サイトも決して広くなく、活気あるキャンプ場ではないので、子どもを飽きさせない準備は必要かも。

事前に知っておきたい注意点

アーリーチェックインできない

前日のチェックアウト後に場内清掃などを行うため、アーリーチェックイン/レイトチェックアウトは一切できません。

区画指定できない

予約時にサイトは選べますが、区画は先着順となります。

展望サイトや高台サイトのような眺望重視のサイトは人気の区画がはっきりしています。

どうしても利用したい区画がある場合は、チェックインの12時前に到着し整理券をゲットする必要があります。

ペット

残念ながら、ペットと一緒に過ごすことはできません。

電源サイトなし

通年営業のキャンプ場ですが、電源サイトはありません。

炊事場も水しか出ないので、冬季に利用する場合は対策していきましょう。

電波弱い

管理棟周辺はフリーWi-Fiが飛んでいますが、展望サイトまでは届きません。

電波も良くないので、覚悟しましょう。

サイト

サイト区分は全部で4つ

  • テントサイト…富士山寄りの4番~32番までのサイト
  • 平地オートサイト…駐車場、炊事場、管理棟に一番近い1番~3番までのサイト
  • 展望サイト…もともと展望台だった33番と34番のサイト
  • 高台オートサイト…2024年11月に新設された高台にある35番~38番サイト

テントサイト

テントサイト
テントサイト
テントサイト

全29区画。

区画は6mx6m(約36㎡)とソロキャンにおすすめのサイト。

雄大な富士山を一望でき、管理棟、トイレ、炊事場も近い、過ごしやすいサイト。

キャリーワゴン

車の乗入れはできないので、駐車場から荷物を運ぶことになりますが、カートは無料で使えるので安心。

平地オートサイト

オートサイト
オートサイト
オートサイト

全3区画。

区画は7.5mx7.5m(約56㎡)のオートサイト。

富士山を一望でき、管理棟や水場に一番近いのでファミリー利用におすすめ。

管理棟に近いので、フリーWi-Fiも受信できるかも(確認してません)。

展望サイト

展望サイト
展望サイト
展望サイト
展望サイト

全2区画。

約70㎡と広くはありませんが、富士山、駿河湾、夜景など一日中景色を楽しみたい方におすすめ。

管理棟や水場までは距離がありま。(勾配もあるのでちょっと疲れるかも)

元々は展望台だった場所がリニューアルを機にキャンプサイトとして利用できるようになりました。

現在(2024年11月時点)は荷物の積み下ろし時のみ横付けできますが、2025年1月から完全なオートサイトになるので、車中泊スタイルでも楽しめそうです。
※ 若干傾斜があるので対策は必要

高台オートサイト

高台サイト
高台サイト
高台サイト

全4区画。区画は約90㎡と一番広い区画があるサイト。

2024年11にオープンした富士山、駿河湾を望むオーシャンビューのオートサイト。

管理棟やトイレ、炊事場も比較的近く、どんなスタイルでも過ごしやすいと思います。

1区画に2台まで駐車可能なので、ソログルやグループ利用におすすめ。

海に近く、強風が吹くこともあるようなので、陣幕(風防)やガイロープなど、安全対策は必要。

サイト利用ルール

利用上のルールについては、一般的なキャンプ場の内容と遜色ありません。

基本情報

所在地静岡県富士市中之郷4482-141
標高493m
公式HP野田山健康緑地公園 富士川キャンプ場
営業期間通年営業
予約予約フォーム
3か月前の月初めの0時から予約可能
キャンセル前日から発生
決済現金・クレジット・電子マネー
チェックIN12:00~17:00
チェックOUT~11:00
アーリー/レイト×
サイレントタイム20:00~
ペット×
直火×
テントサイト4,000円/泊
平地オートサイト6,000円/泊
高台オートサイト8,000円/泊
展望サイト5,500円/泊

<2025年1月~オートサイトに変更>
7,000円/泊

※利用人数による料金の変動はなし
※価格は全て税込み

支払いは、現地の入場受付時に利用料金を支払。

駐車場使用料金(追加の車両駐車代)

【ソロキャンプ割引】
1名で1区画を利用する方に限り、サイト利用料金を1,000円割引

キャンプ場までのおすすめルートを公式HPで紹介してくれています。推奨ルートはこちら>>>

大型車で向かわれる方は、一度チェックすることをおすすめします(ナビによっては細い山道を案内されることもあります)。

設備情報

レンタル品×
スマホ電波
お湯×
ウォシュレット
シャワー・お風呂×
ゴミ
灰捨て
管理受付棟

管理棟内はかなり充実しているので買い忘れや、不足があっても安心。(管理棟は8時半~17時まで)

薪

薪は袋を500円で購入し、あとは各自詰め放題になります。

私たちも購入した薪で焚き火をしましたが、爆ぜることなく良く燃えてくれました。

炊事場

場内に炊事場はこちらのみ。駐車場の目の前にあり、蛇口は計6口でお湯はでません。
炊事場というよりは手洗い場という設備なので、洗剤などは各々持参しましょう。

トイレ

場内にトイレ棟はこちらのみ。管理受付棟の目の前にあります。
入口に扉はないので、夏場は虫が入り放題になりますが、掃除が行き届いていて清潔感はあります。

<男性トイレ>

トイレ

<女性トイレ>

トイレ

個室数は多くないので、繁忙期は待つこともあるかも…

日帰り温泉

場内に入浴設備はありません。

車で40分ほどの距離に「湯らぎの里」というスーパー銭湯があります。

ごみ捨て

燃えるゴミを捨てるには、有料のゴミ袋を購入しなければいけません。
分別がしっかりされた清潔感のあるゴミステーションで段ボールやガス缶も捨てられます。

駐車場

オートサイトではないサイトを利用するときの駐車場はこちら。

東屋

富士山側には腰かけてゆったり景色を眺められる東屋があります。

喫煙所

ゴミステーション脇に喫煙所があります。

最後に

静岡県には眺望を強みとするキャンプ場がいくつもありますが、その中でもかなりおすすめのキャンプ場です。

「事前に知っておくべき注意点」としていくつか挙げましたが、それはデメリットではなく、「あったらいいなぁ」くらいのレベルと考えています。

それよりも「眺望」や「静かに過ごせる」を重視したい方には向いています。

2年振りに利用してみて、私たち的に好きな方向へ改善されている点が多く、まだこれからも進化していきそうな兆しも伺えたので、次は春頃にリピートしてみたいと思います。

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