長野県下で最も温暖な地と言われており「信州に春をつげる村」とも言われる天龍村。
天龍村との境で天竜川に合流する、清流の和知野川沿いにある和知野川キャンプ場に行ってきました。
標高300m程のキャンプはまだ暑いかもしれないと心配していた10月上旬の三連休でしたが、
10月5日に富士山の初冠雪が発表され、夏の終わりを実感し冬支度で挑みました。
今回は、長野県下伊那郡にある「和知野川キャンプ場」を紹介します。
(利用時期:2023年10月上旬)
6つの魅力
1.リーズナブル
全面フリーのオートサイトで、平日ならなんと1,000円で利用できます。この価格は嬉しい。
連泊や観光の拠点としてもとても使いやすいと思います。
プラン | 平日・日曜 | 土曜・休日前日 | ハイシーズン |
---|---|---|---|
キャンプサイト | 1,000円 | 2,000円 | 3,000円 |
ログハウス | 5,000円 | 8,000円 | 10,000円 |
- 上表の価格は、1名ではなく1組の料金(テント1張、タープ1張、車1台)
- ハイシーズン:GW(4月下旬~5月上旬)、7月、8月
- デイキャンプ:宿泊料金の半額(キャンプサイトの利用となります)
2.アーリーチェックインが無料
11時以降であれば無料でアーリーチェックインできます。
前日の宿泊者が全員撤収されていた場合に限り、11時より前でも設営可能とのこと。
また、通常チェックインも平日と週末によって手続き方法が変わります。
・平日(日曜日〜金曜日):13時以降に管理人さんが集金に来てくれるためそのまま入場OKです
・週末(土曜日・連休中):入場前に受付売店で受付します
3.景観が素晴らしい
川沿いに設営できれば、目の前に清流「和知野川」を眺めながら過ごせます。
夏場は和知野川で水遊びすることもできるようです。清流と呼ばれるだけあり透明度がすごい。
山間のキャンプ場のため、日の入りは早く、日の出は遅いですが、夜はきれいな星空を眺めることができます。
▲ 透きとおった清流が目の前を流れており、存分に自然を感じられます
▲ サイト最奥からの見える和知野川
▲ 長野県でも有数の透明度を誇る和知野川で遊ぶことができます
▲ 人工物は一切ないため自然を満喫できます
4.プライベート感が高い
場内の両端側は特に静かなエリアで穴場です。
炊事場やトイレが遠くなってしまうデメリットはありますが、後ろに設営できないほどの奥行しかないので
かなりプライベート感が高いです。
▲ 「秘境」と言われるだけあって、サイト奥はとても静かな環境です
▲ 後ろ(2列目)には張れない奥行のため他キャンパーの視線が気になることはありません
▲ サイト最奥は1組しか張れないよりプライベート感高めの絶景スペースです
5.Wi-Fi利用可能
山奥のキャンプ場なので電波は弱いんですが、管理棟と炊事場にWi-Fiアンテナが設置されていて
場内の半分以上の場所でWi-Fiの利用が可能になっています(だいたい黄色エリア)
6.土日限定カフェ
受付売店の横にカフェ「WACHI CAFE」が隣接しています(土日のみ営業(営業スケジュール))
モーニングを利用する場合は、前日17時までに受付で予約が必要となりますが
地元の魚を使ったお茶漬け「天龍村育ち あまごのお茶漬け」が絶品です。
注意点
1.トイレが遠い
テントサイトは急坂を下ったところにありますが、トイレは坂の上(コテージ側)にあるので
サイトからトイレに行くときはこの坂を上ってこなければなりません。
奥に設営するとよりトイレまでが遠くなります。
2.ソログループやファミリー多い
場内中央は炊事場やシャワー室が近く、Wi-Fiも届くエリアなので
ファミリーやソログルの方たちが多い印象。
ソロやデュオの方が中央付近に設営してしまうと静かに過ごすのは難しいかもしれません。
3.お湯はでない
炊事場はお湯が出ないので寒い時期は防寒テムレスなどを用意しましょう。
4.ゴミは持ち帰り
ゴミはすべて持ち帰りとなります。
また、山奥のキャンプ場なので野生動物対策に夜は車内に保管しましょう。
5.電波が弱い
フリーWi-Fiが利用可能なキャンプ場ですが、届かないエリアもあります。
そのエリアでは、キャリアによって繋がりづらいです。
ちなみに、私たちはSoftBankとdocomoです
6.キャンプ場利用者以外も川遊びOK
川遊びのために一般の方が場内に入ることもOKのようです。
入場時に受付はしなければならないようなので、一通りの場内ルール説明はあると思いますが
予約不要&無料なので、ルールやマナーがどこまで守られるか分かりませんし混雑しそう。
テントサイト
全面フリーサイトなので受付順に好きな場所へ
- 車横付けOKのオートサイト
- 地面は草と砂で平坦
- ペグの刺さりやすさは普通
- デイキャンプOK
おすすめの場所
静かに過ごしたい方であればサイト左奥か右奥が個人的にはおすすめです。
過ごしやすさ重視であれば左奥。景観重視であれば右奥という感じでしょうか。
サイト(左)
- 炊事場やシャワー室が近い
- 管理棟やトイレも一番近い
- サイトから川が見える(景観△)
- Wi-Fiが届かない
- 前後2列とれる奥行きがある
サイト(中央)
- Wi-Fiが届く
- 炊事場がとても近い
- ファミリーやグループにおすすめ
- 川沿いに設営しても川は見えない(景観×)
サイト(右)
- サイト前がすぐ川(景観〇)
- 人通りもなく静かに過ごせる
- 炊事場やシャワー室までも少し距離がある
- トイレまでがとても遠い
- Wi-Fiが届かない
私たちはこのエリアに設営しました
基本情報
和知野川キャンプ場
所在地 | 長野県下伊那郡天龍村長島750-10 |
標高 | 320m |
公式サイト | 和知野川キャンプ場 |
営業期間 | 通年営業(年末年始除く) |
予約 | なっぷ(2ヶ月前から予約開始) |
キャンセル | 1日前(キャンセル料発生なし) |
決済 | 現金のみ |
チェックIN | 13:00~17:00 |
チェックOUT | ~11:00 |
ペット | 〇 |
アクセス
▲ 東名高速および国道153号線で行かれる方は注意!
赤いルートは道幅が狭く、路面状況が悪いためオススメできないルートのようです
施設情報
薪 | 〇 |
食材 | 〇 |
Wi-Fi | 〇 |
お湯 | × |
水洗トイレ(洋式) | 〇 |
シャワー室 | 〇 (100円/3分) |
ゴミ捨て | × |
灰捨て場 | 〇 |
ペグ・焚き火台用洗い場 | 〇 |
管理棟・売店
▲ 管理棟・売店・カフェの建物
▲ 薪・お茶・信州サーモン・肉・ロックアイス・飲み物・アウトドア用品など販売されています
▲ 薪と炭が色んな量で売られています
▲ 食材も販売されています
▲ ナスがデザインされた手ぬぐいも販売されています。
天龍村に住んでいた田井沢さんが最初に栽培を始め、田井沢さんの名前にちなんで「田井沢なす」と命名。地元では親しみを込めて「ていざなす」と呼ばれるようになったそうです。
<特徴>
・大きくても種が小さく少ない
・実が柔らかく、甘みが強い
・1本の木から10本ほどしか収穫できない
炊事場
▲ 中央柱にWi-Fiアンテナ。このおかげでサイト中央はWi-Fi使えます
▲ 綺麗ではありませんが清潔です
▲ 炊事場脇に灰捨て場
トイレ
▲ 管理棟から少し登ったログハウス前にトイレ(トイレはここだけ)
▲ きれいで清潔感もあります。ハンドソープ完備されてます
シャワー室
▲ 管理棟からサイトに下ってくると見える建物がシャワー室です
▲ 最大2名まで使えるようです
▲ 3分100円なので小銭は余計に用意しておいたほうがいいです
▲ 個人的に一番うれしいのがこちら。焚き火台などが洗えます。シャワー室入口前にあります
まとめ
びっくりする透明度の和知野川を眺めながら静かなキャンプができます。
今回10月上旬に利用しましたが、夏であれば川遊びもできるようなので次は夏場に利用してみたいです。
周りに住宅や街灯もないため夜は星空も楽しめます。標高は高くないものの日中も快適に過ごせます。
トイレは設営場所によっては遠くなりますが、設備は充実していてWi-Fiまで利用可能。
平均以上の設備にも関わらず低料金でアーリーチェックインも無料なので
至れり尽くせりの好規格キャンプ場でした。次は夏にまたリピートしたいと思います。
以上、「和知野川キャンプ場」の紹介でした。