2023年10月、WAQから初のドーム型シェルター「Paramount Dome(パラマウントドーム)」が
発売されました。
最近人気が上昇しているドーム型シェルターを
冬キャンプ用に購入してみました。
ドーム型シェルター初心者の私たちが実際に使ってみて
個人的に嬉しかった仕様を含めた「9つの特徴」と
こうなっていればなと感じた「気になるところ」を紹介します。
私たちと同じように、初めてドーム型シェルターを購入される方
いま購入を検討している方は是非参考にしてみてください。
専用オプションのベスティブル(前室)も一緒に購入していますので
そちらの特徴や気になるところも併せて紹介します
スペック
商品 | 本体:Paramount Dome |
color | タン/オリーブ |
サイズ | w410 x d355 x h195 cm |
収納サイズ | 72 x 27 x 27 cm |
重量 | 約14.5kg |
収容人数 | 1~5名 |
素材 | Polyester 210T Ripstop PU2000mm WR Poly Mesh Alminium 7001 |
商品 | 拡張オプション:Vestibule |
color | タン / オリーブ |
サイズ | w135 x d175 x h135 cm |
収納サイズ | 58 x 13 x 13 cm |
重量 | 約3.5kg |
素材 | Polyester 210T Ripstop PU2000mm WR Poly Mesh Alminium 7001 |
特徴
1.最大幅4m×天井高約2m
最大幅410cm×最大天井高195cmで屈むことなく過ごせるのが魅力の一つです。
一辺が約2mある六角形をしているため、レイアウトもしやすくデッドスペースもできません。
コット2個とコンテナ2個、クーラーボックスに炬燵、その他諸々を設置するとなると
幅4mは欲しいと思っていたので、快適に過ごすためのちょうどいいサイズ感でした。
2.メッシュ窓が多い
風の通りを好きな方向に設けることができ
夏場でも風通しの良い開放的なキャンプを楽しめます。
冬キャンプでは暖房器具を使いながら幕内から景色をゆっくり楽しむこともでき
快適さを一段とアップさせてくれます。
3.フロアシートが標準装備
幕内全面を覆うことが可能なフロアシートも標準で装備されています。
それぞれの角にサイドリリースバックルが付いており、フロアシートをしっかり固定します。
リビングシートとして使うことでお座敷スタイルにも対応できます。
お座敷スタイルをするにあたって
フロア面積が大きく、底冷え予防の銀マットとラグを新調することに…
どのくらいのサイズを用意すればぴったりになるか参考までに紹介します。
・銀マット:180x100x0.8厚(cm) ×3枚
・ラグ:300×200(cm)
4.10万円を切る価格設定
最近は、同じようなサイズ感のドームシェルターも10万円を切るようになり
とても買い求めやくすなったと思います。
私たちは予算を10万円までとし
フロアシート、フライシート、ベスティブルがすべて揃うシェルターを探していました。
イギリス製のPOMOLY「Dome X6 Pro」、中国製の「モビガーデン/COMMANDER 185」
韓国製の「KOVEA/GHOST SHELTER」など魅力的なシェルターで多いものの
本体だけで予算オーバーだったり、専用オプションすら存在しなかったりと
なかなか「コレだ!」というシェルターに巡り合えず…
そんな中、このシェルターはフロアシート・フライシートが標準で付属され
メッシュ窓が多く、天窓にもなる煙突ポートが2箇所も付いており
レイアウトの幅が広がることが決め手となり決定しました。
5.拡張オプション(ベスティブル)
本体ドームへ簡単にインストールすることができ
キャンプ中に使う頻度の少ない道具や就寝前の道具を仮置きするスペースとして使用できます。
また、出入口面はメッシュになるため風通しの良さを確保することもできます。
「冬キャンプのお籠り用」として購入するにあたり
フロアシートを敷いてお座敷スタイルをしたかったため、ベスティブルは必須でした。
オプションで別途購入となりますが
シェルター本体が先行販売価格で購入できたため、浮いた分で購入することができました。
6.煙突ポート2箇所搭載
薪ストーブをインストールするときに必要な煙突ポートは側面と天井部の2箇所に設けることで
幕内のレイアウトや薪ストーブの種類によって自由に選択することが可能になります。
メッシュにもなるため、使用しないときは天窓として星を眺めたり
換気窓として使用することもできます。
7.グロメットがスライドバックル付き
テント本体とポールを接続するグロメットがスライドバックル付きで長さ調整できます。
ポールを接続するときはベルトを緩めておき、立ち上がったらベルトを締めれば
幕がたわまずにピンッと張れます。
ドーム型シェルターでは当たり前の仕様なのかもしれませんが
これまで使ってきたワンポールや2ルームにはない仕様だったので感動しました。
8.コードストッパー
メッシュになる箇所はすべて調整のできるコードストッパーが採用されています。
今まで使っていたテントは、トグルだったためコードストッパーの使い勝手の良さに驚きました。
コードストッパーだと、巻いたフライシートが弛むことなくしっかり纏まります。
9.カラー展開
「タン」「オリーブ」「ブラック」の3色展開になります。
発売当初はタンとオリーブの2色展開でしたが、2024年4月に待望カラーのブラックが登場。
ブラックに統一したスタイリッシュな格好いいキャンプスタイルの方も是非。
この記事内の写真がオリーブに見えない色をしていますが実際は公式が載せている写真に近いです。
これまでゼインアーツの「GIGI-1」、サバティカルの「ギリア」を使用してきましたが
フライシートを装着していることもあり、幕内の暗さはこれまでより強く感じます。
気になるところ
1.説明書の説明不足
収納バッグに説明書がついていますが、ざっくりとした手順しか記載されていないので
ドーム型シェルターを初めて設営する方は迷うかもしれません。
私たちが「慣れていない」ということもありますが
肝心の部分の説明が書かれていないため、公式のYoutubeを確認しながら設営しました
手順
- 先端がグレーのメインポール3本をスリーブに通す
- ポールの交差している順番を確認
- 「一番上」のポールの片方をグロメットに差し込む
- 「真ん中」のポールの片方をグロメットに差し込む
- 「一番上」のポールの反対側をグロメットに差し込む
- 「真ん中」のポールの反対側をグロメットに差し込む
- 立ち上げる
- 「一番下」のポールをグロメットに差し込む
- メインポールをポールクリップで留める
- 外周ポールを通す(特に順番ない)
- グロメットのスライドバックルを締めて外周ポールをポールクリップで留める
- 6箇所ペグダウン
- 必要であれば、フライシート・ガイロープを設置
2.ベスティブルの取付位置
大きな窓が3面あり、すべて出入口として使用できますが、
ベスティブル(前室)を取付けられる面は決まっています。
大きい窓のフラップが半分しかない面には取付けられません。
そのため、全体をペグダウンする前に前室をどの位置にするか決める必要があります。
設営後に
予定していた面にベスティブルを取付けようとしたら取付けできず
すべてのペグを外してシェルターを回転させる羽目に…
3.ガイロープ
標準で付属しているガイロープは白色が採用されています。
ガイロープは全部で9本です。
個人的に全体の雰囲気と合っていないと感じたので
すべて黒色のガイロープに変更しました
4.ベスティブルの出入口
ベスティブルの出入口は傾斜がキツく、ダブルジッパーではないため
冬キャンプの朝方など、中から開けようとすると腕が結露で濡れます。
傾斜をもう少し緩やかにするか
側面から出入りができるようにしてほしかった…
まとめ
ワンポールテントやパップテントに続き、ドームシェルターの人気が上昇している昨今
各ブランドからドームシェルターが続々と発売され
色んな商品を比較しやすくなったことも購入を早めたきっかけになったと思います。
このドームシェルターを選んだ理由は
・安心の日本企業かつ有名ブランド
・他のドームシェルターよりも低価格
・デュオスタイルでちょうどいいサイズ感
・標準装備や付属品が充実
・専用オプションもあり低価格
実際にこのシェルターで冬キャンプ(お籠りスタイル)をしてみて
これまで使ってきたテントでは体験できなかった「快適さ」「過ごしやすさ」を経験し
冬キャンプの楽しみがまた一つ増えました。
気になった方は、是非チェックしてみてください。