WAQのドーム型シェルターと使う同系色のタープを購入しました。
この価格でサイズ感や扱いやすさ、色の相性や見た目の恰好良さまで、コスパ最強と感じさせるタープだったので記事にします。
購入にあたって、いくつか条件を決めました。
- 予算1万円以内
- オリーブ色(カーキ色)
- TC生地
- 4m程のサイズ
- 収納サイズが比較的コンパクト
テントと同じWAQにすれば、テントとの相性も深く考える必要がないだろうと調べてみると…16,800円と予算オーバー。
Amazonで探してみると、予算内のTCタープがゴロゴロ出てくるじゃないですか。選択肢は多くないと思っていた予想を良い形で裏切ってくれました。
その中から、条件がほぼピッタリのタープを見つけたので購入してみました。
今回は「Unigear ヘキサタープ(TC)」を紹介します。
スペック
生地 | TC素材(ポリコットン生地) |
耐水圧 | 400mm |
色 | カーキ/グリーン |
サイズ | 4.2m×4.1m |
収納サイズ | 18×20×52 cm |
重量 | 3.47kg |
※ もうワンサイズ小さいサイズもあります
サイズ:3.9m×2.9m
収納サイズ:16.5×18.5×44cm
重量:2.36kg
包装内容は、以下の6点です。
付属品
ガイロープ
長さの違いは、自在金具の色で見分けがつくようになっている。
色はタープと同色がベースになっています(3m×4本/7.5m×2本)。
7.5mのロープはメインポール用に両端に自在金具が付いています。
延長ベルト
5mの延長ベルトが標準で付属。
小川張りや過保護張りする頻度が多い方は、別途購入する必要がないのでお得。
夜光ペグ
あまり付属のペグを使用することがないので、あくまで紹介程度に。
夜間にほのかに光る蓄光パーツが付いているペグが付属されています(長さは21cm)。
特徴
1万円を切る価格設定
「TCタープ=高い」という印象がありましたが、もうそんな考えは時代遅れでした。
TC生地のタープが1万円以下で手に入るコスパ最強の時代が到来していました。
サイズ
2サイズ展開で「最大幅4.2m」と「最大幅3.9m」があります。
私たちは、大きいほうの4.2mx4.1mサイズを購入しました。
サイズだけ見ると、夫婦2人で使うには大きすぎる印象ですが、ヘキサタープなので大きさはそこまで感じません。
一人で設営・撤収もしやすいサイズ感で、ポール高や跳ね上げ具合で居住性も調整でき、濃いめの影も作れます。
4名くらいまでならこちらのサイズでゆったり過ごせそう。
ソロであれば、3.9m×2.9mの小さいほうがちょうど良さそう。
快適に過ごせる性能
通気性・難燃性・遮光性・UVカット・カビ防止・撥水性と、自然素材のコットンの強みを生かしつつ、乾きづらい欠点を技術でカバーした仕様になっています。
残念ながら、遮光率やUVカット率は明記されていないので他との比較ができません。
今年の夏に使用してみて、その効果をまた更新したいと思います。
カラー展開
UnigearヘキサタープTCのカラー展開は、「カーキ」と「グリーン」があります。
「カーキ」はベージュのような色なので、私たちは「グリーン」を購入しました。
実物を確認して購入できなかったので、テントとの色合いを心配していましたが、想像以上に近い色合いで安心しました。日に当たると生地の違いから艶感などの差はありますが、ほぼ同色と言っていいほど相性が良かったです。
「GOGlamping」や「Soomloom」もグリーンを取り扱っていますが、商品画像を見る限り「Unigear」が最もカーキ寄り。
コンパクトな収納サイズ
収納サイズは、18×20×52cmと比較的コンパクトに収まります。
重量も3.5kg程なので女性でも持ち運びに苦労しません。
収納バッグが大きめに作られており、仕舞う際も楽に入ります。
持っているタープと並べて比較してみました。
DDタープ(ポリエステル)の手頃さには及びませんが、TCタープのSoomloomは米俵型で嵩張っていたので、Unigearはスマートな形状でストレスなく積み込みができます。
耐久性のある亜鉛合金
タープとポールの接続部分はグロメットタイプではなく、耐久性のある亜鉛合金の金具が付いています。
縫製もしっかりしていて強風で破れる心配もなさそう。
センターポール用の片方は延長ベルトが接続できるようにバックルが付いており、ランタンが掛けられるように三角リングも付いています。
亜鉛合金の金具はセンターポールの2箇所だけでなく、タープのすべての角に付いているのでタープ全体の耐久力はかなりあると思います。
品質アフターサービス
調べたところ、Amazonと楽天に限ります。
購入日より6ヶ月以内に商品不良があった場合、製品のアフターサービスに対応してくれる「6ヶ月品質アフターサービス」の保証が付いています。
注意点
実店舗がない
中国のブランドで基本的にネットショップのみになります。実際に商品を見てから購入することはできません。
ネットショップ(Amazon・楽天市場・Yahooショッピング)のみでの取扱になります。
耐水圧400mm
耐水圧はTC生地として低くはなく、撥水加工もされているので短時間の雨であれば全く問題ありません。
購入したばかりなのでいまは撥水性は抜群ですが、次第に効果も薄れてくるでしょう。
ポリエステル生地と比べて乾燥に時間がかかるので、しっかりと乾燥しないとカビが発生する原因にもなります。
一応「カビ防止」が施されているようですが、撤収時もしくは帰宅後の負担は増えるので、お手入れのこともあらかじめ考慮しておきましょう。
ポールは別途用意
ポールは付属していないので自前のポールを忘れずに準備しましょう。
私たちは、直径28mmアルミ合金製のメインポール/19mmアルミ合金製のサブポールを使っていますが、TCタープの重量でもいまのところ耐久力に問題ありません。
それ以上の太さであればより安心。
ヘキサタープの張り方
一般的には、一度地面に広げてから張る方法をよく見ます。
梅雨の時期や風がある場合、また地面のコンディションが良くない場合、「地面に広げるのは…ちょっと抵抗が」という方もいると思います。私たちはまさにそうです。
そこで、タープを地面に触れさせることなく張る方法を紹介します。
<前準備>
・タープの最大幅と同じ長さのロープを準備しておく(Unigearヘキサタープの場合は4.2mのロープを準備)
・タープの畳み方(広げずにメインポール先端にタープを引っ掛けられるよう畳む)
準備ができたら、早速いきましょう(図をクリックくすると拡大します)
・メインポールが最終的に立つ位置に仮ペグを打ちます。片方を打ったらタープの最大幅と同じ長さのロープをかけたペグで反対側を打ちます。
・最終的な高さに調整したメインポールを用意し、ロープと一直線になるようにメインポールを寝かします。メインポールの先端のラインと、仮ペグから45度の延長線上にペグダウン(本ペグ)します。
・先ほど打った本ペグにガイロープを引っかけておき、仮ペグの内側にメインポールを立てます。
ポール先端部分を少し前に倒せば、ポールが倒れることはありません。
・反対側も同じ手順で行い、メインポールまで立てます。横から見て2本のメインポールが「ハの字」になっていればOK。
・タープをメインポールに引っかけます。この時、そのままタープを掛けてしまうとポール▸ロープ▸タープ順になり、風で簡単にタープがはずれてしまいます。
必ず、ポール▸タープ▸ロープ順になるよう掛けます。両方のポールにタープを掛けたら、「ハの字」のメインポールを垂直にしつつガイロープにテンションをかけていきます。
・タープのてっぺんにシワが残らない程度に張れればOK。
・ガイドにしていた仮ペグとロープを外して、あとは四隅にガイロープを取付けてペグダウンすれば完了です。
雨の日やぬかるんだ地面の時に是非試してみてください。
まとめ
知らないブランドだからと、侮っていました。
テントと色味を合わせたい目的で購入したタープにも関わらず、現物を見れずに購入したのは賭けでしたが、結果的にテントとの色の相性も良く、他にも価格・サイズ感・付属品の充実さ・性能・扱いやすさのどれも満足です。
総合的に見ても「コスパが良いタープ」ではないでしょうか。
まだ夏本番の強い日差しの中でキャンプをしていないので、遮光性やUVカットの性能は分かりませんが、
今年の夏に活躍してくれることを期待したいです。
気になった方は是非チェックしてみてください。
以上、Unigearヘキサタープの紹介でした。
今回、色の相性を比較した、WAQのパラマウントドームの記事も良ければチェックしてみてください。