長野県の飯島町にある自然公園。その敷地内にある千人塚公園キャンプ場。
春は桜、冬は雪景色、天気が良ければ雄大な中央アルプスを眺められる自然豊かなキャンプ場です。
2022年春、お花見キャンプがしたくて利用しましたが
開花が予想より遅く、残念ながらお花見キャンプは叶いませんでした。
その時に見た中央アルプスが素晴らしかったので
雪を被った中央アルプスを眺めるために今回はあえて冬に利用してきました。
春の時期と異なる部分もあったので
そのあたりも含めご紹介していきます。
今回は「千人塚公園キャンプ場」をご紹介します。
(利用時期:2024年2月中旬/土日/最高12℃・最低-3℃)
8つの特徴
四季折々を楽しめる
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々を堪能できます。
中央アルプスの眺望
オートサイトは全区画から中央アルプスが眺めることができ、
池のほとりには遊歩道もあるため、より迫力のあるアルプスを一望することができます。
区画が広い
区画は約100㎡〜約144㎡と、どんなキャンプスタイルでも十分な広さがあります。
テント・タープをそれぞれ2張りできるサイトもあるため、ファミリーやグループで利用される方も多いと思います。
桜を独り占め
すべての区画から桜を堪能できますが、区画内に桜があるところもあるので独り占めできます。
(写真は2022年にはじめて利用したときのモノですが色付いているのは全て桜で、区画にかかっている影も桜です)
トイレが商業施設並み
商業施設並みに綺麗でオシャレなトイレ。
お湯がでる
しつこい油汚れや寒い時期も安心。
アクティビティ満載
SUP体験やマウンテンバイク、テントサウナやマレットゴルフなど、自然公園だけあってアクティビティが豊富。
スタイルごとのサイト
オートサイト以外には、城ヶ池のほとりにある定員2名のフォレストサイト。
グループ利用に最適のフリーサイトがあります。
注意点
それでは、上記の注意点含め、その他の注意点を紹介していきます。
受付は「yado櫻山」
冬季以外のシーズンはセンターハウスで受付できますが、冬季は城ヶ池の対岸にある「yado櫻山」で受付します。
炊事場は利用制限される
シンクは全部で8つありますが、冬は凍結防止対策のされた2つのみ利用可能です。
「利用可能」の張り紙がしてあるのが目印。お湯も出るので安心。
シャワー室は使用不可
凍結の恐れがあるため利用は4月からになります(100円/3分)。
「yado櫻山」の温泉も利用できるようですが、利用前に一度問い合わせてみましょう。
他には、車で約20分圏内に「信州いいじまの湯 お宿 陣屋」「望岳荘」「信州まつかわ温泉 清流苑」「露天こぶしの湯」などの素敵な温泉があります。
遮蔽物が多い
自然公園の敷地内にあるキャンプ場なので、電柱や電線などの遮蔽物が多いです。
電波が弱い
標高は800mちょっとのキャンプ場ですが
山深いからでしょうか、スマホ電波は届きづらいです。
ペットは一部サイトのみ
ペット連れが利用できるのはオートサイトのCサイトのみになります。
Cサイトは4区画しかないので、競争率は高いかもしれません。
リニューアル工事区画がある
土日は基本作業しないようですが、平日に利用すると騒音が気になる可能性があります。
管理人さん曰く、キャンプサイトになるのか?公園の施設になるのか?何になるのかはまだ分からないとのこと。
キャンプサイトになったら、かなり眺望のいいサイトになりそうです。
トイレらしきものも新設していたので、炊事場やトイレであれば、サイトCの欠点は解消しそう。
サイト
サイトスタイルは、「オープンサイト(A・B・C)」「フリーサイト」「フォレストサイト」の3種類
広さ | 定員 | 車両乗入れ | 設営数 | ペット | |
オープンサイトA | 約15m×8m | 5名 | 〇 | テント×1張 タープ×1張 | × |
オープンサイトB | 約10m×10m | 5名 | 〇 | テント×2張 タープ×2張 | × |
オープンサイトC | 約12m×12m | 5名 | 〇 | テント×2張 タープ×2張 | 〇 |
フリーサイト | – | 5名 | × | テント×1張 タープ×1張 | × |
フォレスト サイト | – | 2名 | × | テント×1張 ( 1~2人用) | × |
場内マップ
おすすめサイト
春には公園内の至るところで桜が咲き、オートサイトのすべての区画から桜が楽しめる贅沢なキャンプ場です。
今回は雪景色の中央アルプスを眺めに冬に利用させていただいたので
「冬に行くならこのサイトがおすすめ」を紹介します。
私たちは、利便性よりも眺望でサイトを決めることが多いので
次回利用する場合は、C-2を利用してみたいです。
個人的におすすめするサイトを紹介させていただきました。
サイトや区画選びの参考になれば幸いです。
では、オープンサイト(A・B・Cサイト)をそれぞれ紹介していきます。
サイトA
センターハウス、炊事場、トイレに最も近く利便性の良いサイト
・区画数は4区画
・区画サイズ 約15m×8m(テント×1張・タープ×1張まで)
・定員 5名(1名追加毎に500円)
・車両乗り入れ 可
・ペット 不可
広さが約120㎡あるので、大きめの車でも悠々と設営できます。
センターハウス、トイレ、炊事場、シャワールーム、ゴミ捨て場など利便性は抜群です。
アスレチックスペースも近いのでお子様連れのファミリーに向いているサイトという印象です。
全く景色は楽しめないという訳ではありませんが
眺望よりも利便性重視のサイト。
それでは、区画をそれぞれ紹介していきます。
A-1
A-2
A-3
A-4
サイトB
利便性と眺望のバランスがちょうどいいサイト
・区画数は10区画
・区画サイズ 約10m×10m(テント×2張・タープ×2張まで)
・定員 5名(1名追加毎に500円)
・車両乗り入れ 可
・ペット 不可
サイト内はもちろん、一部区画内に桜の木があり、桜を独り占めできる贅沢なサイトが多数。
広さは約100㎡とオープンサイトの中では一番面積が小さいですが
テントとタープを2張までOKなのでソログルやデュオグルに向いています。
センターハウス、トイレ、炊事場、シャワールーム、ゴミ捨て場までは近すぎず遠すぎない距離。
利便性と眺望のバランスが良いサイトという印象です。
それでは、区画をそれぞれ紹介していきます。
B-1
B-2
B-3
B-4
B-5
B-6
B-7
B-8
B-9
B-10
サイトC
雄大な中央アルプスを眺めながら過ごせるサイト
・区画数は4区画
・区画サイズ 約12m×12m(テント×2張・タープ×2張まで)
・定員 5名(1名追加毎に500円)
・車両乗り入れ 可
・ペット 可
Bサイト同様、サイト内はもちろん、一部区画内に桜の木があり、桜を独り占めできる贅沢なサイトです。
(画像に写っている葉のない巨木はすべて桜の木)
区画の広さが約140㎡とオープンサイトの中で一番広く、唯一ペットがOK。
テントとタープを2張までOKなのでファミリーやグループ、ペット連れのキャンパーに向いています。
センターハウス、トイレ、炊事場までが遠くなるので眺望重視のサイトという印象。
それでは、区画をそれぞれ紹介していきます。
C-1
C-2
C-3
C-4
基本情報
千人塚公園キャンプ場
所在地 | 長野県上伊那郡飯島町七久保3017-124 |
標高 | 836m |
営業期間 | 通年営業 |
予約 | なっぷ (3ヶ月後の予約まで可) |
キャンセル | 2日前からキャンセル料が発生 |
決済 | 現金・クレジットカード |
チェックIN | 13:00〜17:00 |
チェックOUT | 〜11:00 |
アーリーイン/レイトアウト | × |
AC電源 | × |
ペット | △ ( Cサイト以外NG ) |
利用料金
基本料金 | 定員 | |
Aサイト | 4,000円~ | 5名 |
Bサイト | 4,500円~ | 5名 |
Cサイト | 4,500円~ | 5名 |
フォレストサイト | 2,000円~ | 2名 |
フリーサイト | 4,000円~ | 5名 |
基本料金は上表の通りですが、シーズン設定がありますので予約時に確認しましょう。
定員数までは料金は変わりません(1名追加ごとに500円)
アクセス
施設情報
薪 | 〇 |
レンタル | 〇 |
スマホ電波 | △ |
お湯 | 〇 |
ウォシュレット | 〇 |
ゴミ捨て | 〇 |
灰捨て | 〇 |
お風呂・シャワー | △ (冬季は利用不可) |
受付棟
冬季以外はセンターハウスで受付(営業期間:4月~11月末)。
地元の食材を使った「千人塚バーガー」が有名のようです。
冬季は対岸の「yado櫻山」で受付となります。
こちらに宿泊することもできます。大浴場もあり、Wi-Fiも完備。
炊事場
サイトA-2のすぐ横にあります。シートの奥が炊事場です。
シンクの数はかなり多いです。屋根もしっかりあるので悪天候でも安心。
写真のシンクは水のみとなります。
冬季は凍結防止対策がされていて、お湯も出る2つのみ使用可能です。
お湯はでますが、しばらくすると熱湯になるので要注意。
洗い場
ペグや焚き火台など、シンクでは洗えないものが洗える洗い場が2つも完備。
トイレ
外観もですが、内装も商業施設並みにオシャレで綺麗です。
暖房も効いているので冬季の夜間も安心。
シャワー室
男女別個室のシャワー室がセンター通路にあります(100円/3分)。
灰捨て
すこし分かりづらいですが、炊事場の横にあるペール缶が灰捨てになります。
ゴミステーション
燃えるゴミ、缶・ビン、ペットボトル、
まとめ
前回(2022年4月)は桜が満開の時期を狙って利用しましたが、
残念ながら、満開の時期よりも一週間ほど早いタイミングだったようで満開の桜を見ることは叶いませんでした。
いつかリベンジしたいとは思っていますが、そこそこ自宅から距離もあるため
今年は地元の桜が見れるキャンプ場に挑戦しようと思います。
千人塚公園キャンプ場は桜だけでなく四季折々を堪能できる自然公園の中にあるキャンプ場のため
春以外の利用もおすすめです。
私たちは今回、雪景色の中央アルプスを眺めながらキャンプがしたいと思い
あえて冬に利用してみましたが、春と利用方法が異なる部分もあったり
利用者もかなり少なくオートサイトの各区画をじっくり見ることができたので今回紹介させていただきました。
区画からの眺望や広さを載せていますので
ご利用前に是非参考にしてみてください。