【穴場】ニュー田代オートキャンプ場|道志村の知る人ぞ知るキャンプ場のサイトを紹介

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梅雨にもかかわらず、関東甲信で「災害級の猛暑」と予報された7月上旬の週末。

行こうと考えていた予約不要のキャンプ場を諦め、河畔サイトが多い林間キャンプで「涼」を取ろうと考え、急遽、金曜日に道志村のキャンプ場に電話しまくり予約して行ってきました。

この記事で分かること
  • 道志村とは?
  • ニュー田代オートキャンプ場ってどんなところ?
  • 利用するにあたって注意点は?
  • サイトの雰囲気や広さは?
  • キャンプ場の脇を流れる川はどんな感じ?
  • アクセスのしやすさは?
道志村ってどんなところ?

豊かな自然に囲また森林や川沿いのキャンプ場が30以上点在しており、四季折々の風景を楽しむことができ、清流で川遊びや釣りが楽しめるます。

オートサイトのキャンプ場が多く、テントサイト・バンガロー・コテージ・車中泊など、さまざまな宿泊スタイルで利用でき、初心者から上級者まで、自分に合ったスタイルでキャンプを楽しむことができます。

アクティビティもハイキング、トレッキング、マウンテンバイク、釣りなど、多彩なアウトドアアクティビティが楽しめます。子供向けの遊具や体験プログラムを提供しているキャンプ場もあり、家族連れにも人気のエリアです。

東京や横浜から比較的近く、車でアクセスしやすい道志みち沿いに位置し、地元の特産品や新鮮な野菜を販売する道の駅や直売所が点在しています。

都会の喧騒を離れて、静かな環境でリラックスできるのも大きな魅力です。

今回は「ニュー田代オートキャンプ場」を紹介していきます。
(利用時期:2024年7月上旬/晴れのち雨/現地:最高気温35度・最低気温22度)

特徴

<小さい画像はクリックすると拡大します>

棚田式に作られた解放感があるサイト、木々に囲まれ木陰が多いサイト、川沿いのサイトなど、季節やシーンによってサイトを選ぶことができます。

山々の眺望

Dサイト上段からは設営方法によっては、山々の眺望も楽しめます。

星空(素材)
出典:O-DAN素材写真

木々に囲まれていても真上に空が抜けているサイトであれば、夜は星空を眺めることもできます。
私たちが利用した日は曇っていて星空を眺めることはできませんでした…

夜の静けさ

周りに余計な明かりが全くないので焚き火はいつもより幻想的に。
それぞれのサイトにU字ブロックがあり、焚き火台を出すのが面倒でも焚き火を楽しめます。

水はけが良い

夕方、ゲリラ豪雨に見舞われましたが、サイトに水たまりやぬかるみができることもなく、地面が砂利ということもあり、かなり水はけが良いです。

夕立後の夕日

雨上がりに気温は一気に下がり、幻想的な夕焼けが見れました。

虫よけ対策

夏場は高原や湖畔のキャンプをすることが多い私たちですが、道志村は虫がほとんどいなかったことに驚きました。

「暑すぎると虫たちも活動しない」と聞いたことがあるので、暑すぎたのか…?
それとも道志村自体が虫が少ないのか…?

どちらにしても覚悟して行った私たちには嬉しい誤算でした。

シャワーが無料

24時間、無料で使うことができるシャワー室が3基もあります。夏は設営で汗だくになることもあるので無料なのは嬉しいポイント。洗濯機や乾燥機まで設置されており至れり尽くせり。
※ シャンプーなどは持参しましょう。

トイレが綺麗

場内にあるトイレはどこも管理が行き届いていて綺麗でした。コテージ近くのトイレは新しいのか特に綺麗でした。

サイト内に炊事場

DサイトとEサイト、バンガローには専用の水場が設置されています。わざわざ共有炊事場まで行かなくて済むのは嬉しい。

注意点

キャンプ場入口

受付棟の入口がどこか分かりづらいので、事前にフィールドマップで確認しておきましょう。

キャンプ場入口②
Googleマップ:ストリートビュー

案内看板もなく躊躇するかもしれませんが、こちらから進入するのがおすすめ。B・Cサイト入口の道路にぶつかるので左折すれば、他のサイトの前を通る必要もなく、最短で受付棟まで辿り着けます。

キャンプ場入口

「B・C入口」は鋭角過ぎて、大型車は何度か切替しが必要になりそう。もしここまで来てしまったら、パンダのオブジェを目印に「Fサイト入口」から進入しましょう。

場内は勾配が多い

川沿いのサイトから炊事場やトイレに行くときは、急坂を登る必要があります。
川遊びするからと踵が無いタイプのサンダルで来てしまうと後悔します。せめて踵があるタイプにしましょう。

今回利用したDサイト上段から、川に遊びに行った帰りはかなり体力を消耗しました…

タープ必須

空が抜けていて木陰が少ない(もしくは、まったく無い)サイトもあるので、夏に利用する場合はタープは用意したほうが良いです。川沿いのサイトでもタープはあったほうがいいです。

【日よけのタープが必要なサイト】
A5~7、Bサイト奥(上下段)、C5~6、Dサイト上段、Eサイト(上下段)

到着(12時)→ 気温35度/湿度52%
ゲリラ豪雨前(14時半)→ 気温30度/湿度69%
<ゲリラ豪雨>
豪雨後(16時半)→ 気温24度/湿度93%
夜(19時)→ 気温24度/湿度95%
翌朝(7時)→ 気温22度/湿度96%

到着時はどちらかというと乾燥気味でしたが、そこから徐々に湿度が上がり、15時半ごろからゲリラ豪雨が降って、一気に90%越え。気温は24度まで下がり暑さは和らぎましたが、翌日まで湿度が下がらず、ずっとジメジメしていました。サーキュレーター1つじゃ足りないです。

サイト

ホームページにそれぞれのサイトの画像が載っているので予約する前にそちらをチェックしてみてください。
>>> 公式HP:サイト・設備の画像一覧

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A-1~A-3は駐車場が目の前にあるので、車をそちらに停めればサイトをフルで使えます。木陰が多く、夏も涼しく過ごせそう。

A-2の目の前にAサイト用の炊事場があり、A-3の目の前にバンガローがあります。
A-5~A-7は木陰が一切ないので、TCタープが必須です。

ソロやデュオならちょうどいい広さ。
A-1サイトにゼインアーツのロロを張っている方もいたので、大型テントも張れなくはありませんが、サイトがテントで埋まります。

持っているテントが設営できるか、予約する際に管理人さんに確認してみるといいと思います。

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B1~B3は木陰も多く炊事場やトイレが近いのでファミリーにおすすめです。
Bサイト奥(上段・下段)は木陰がほとんどなく、夏はTCタープが必須になると思います。広さはこのキャンプ場で一番広いです。

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このキャンプ場で一番低い位置にある川沿いサイトです。目の前が川なので、夏はかなり人気のサイト。

C-1・C-2は2張用になります。C-5・C-6は木陰が少ないのでTCタープを持参したほうが良いです。釣りができる池が目の前にあります。

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DサイトからCサイトに降りてきた時、体感で5度くらい涼しかったです。
川の流れは緩やかですが、川遊びさせやすい反面、岩場が多く滑りやすい石もあったので、遊ばせる際はご注意を!

水は清流とだけあって、かなり冷たくずっと浸かってはいられませんでした。

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川沿いに長細いDサイト下段。木陰も多く、奥には滝が流れていてかなり涼しいです。
炊事場などはサイト内に設置されており、トイレも近いのでファミリーやグループにおすすめ(3張用サイトなので一組で利用する場合は追加料金が発生するかもしれません)。

孤立したサイトで、Cサイト同様かなり人気のサイトみたいです。

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三角形のDサイト上段。川には面しておらず木々に囲まれたプライベート感があるサイトです。
木陰が少ないのでTCタープは必須。サイト内に炊事場があり、トイレも少し下ればあります。

ファミリーやグループにおすすめ。
2張用サイトなので、1組で利用する場合は追加料金が発生します。

今回私たちはこちらを利用させていただきました。2人だとかなり贅沢な広さでしたが、テントとタープを広々設営し、ゆっくり過ごすことができました。

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場内で一番高い位置にあるEサイト。上段のみ2張用になります。
上段・下段ともに専用の炊事場が設置されています。トイレは個室が1つですが、Eサイト利用者専用のトイレがあります。

シャワーを利用する場合や川に遊びに行く場合はかなり歩きます。帰りは上り坂が続くので覚悟が必要です。

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Bサイトの下に位置した木陰が多いFサイト(唯一キャンピングカーがOKなサイト)。
上段・下段ともに2~4張となっていますが、サイト自体は4張以上設営できる広さがあるので、かなりゆったり設営できます。上段からは周りの山々を眺めながら過ごすこともできます。

ソロやデュオにおすすめです。次回はこちらの上段を利用したいと感じました。

基本情報

所在地山梨県南都留郡道志村5910
標高647m
公式ホームページニュー田代オートキャンプ場
営業期間3月下旬~12月上旬
予約電話のみ(090-7713-8364)
 受付時間:9:00~18:00
キャンセル前日からキャンセル料発生
決済現金のみ
チェックIN12:00~
チェックOUT~11:00
アーリーイン/レイトアウト
※ 要確認
サイレントタイム21:00~
ペット
利用料金1,000円(中学生以上)
800円(小学生以下)
駐車料金1,000円/車&バイク
3,000円/キャンピングカー
テントサイト利用料 (※)1,000円/1張
1,000円/車中泊
バンガロー6帖8,000円
定員1~2名・駐車料&利用料込み
バンガロー8帖10,000円
定員1~4名・駐車料&利用料込み

※ 特大テントやタープは、場合により追加料金が発生します。
※ 2張用サイト(C-1・2、D上下段、E上段)を1組で利用する場合は追加料金が発生します。

例)Aサイト+夫婦の場合:
利用料金(大人×2名) + 駐車料金 + テントサイト利用料 = 6,000円

施設情報

レンタル品
スマホ電波
お湯
(シャワー棟の手洗い場のみお湯が出る)
ウォシュレット
ゴミ捨て
(生ごみ・灰以外は持ち帰り)
灰捨て
お風呂・シャワー
受付管理棟

B-3サイトの隣の建物が受付になります。薪の購入、レンタル品や釣り竿、釣果の支払いなどもこちらになります。

どのサイトが日陰が多いとか、芸人さんが利用した時の話など、気さくなお母さんと話し込んでしまい、受付後にジャガイモのお裾分けを頂きました(他のキャンプ場でも野菜のお裾分けがあったという記事を見たので、この地域では珍しくないのかもしれません)。

700円/3kg
500円
釣り餌(イクラ)300円
釣果料金(マス・ヤマメ・イワナ)300円・400円・400円/匹

※ 釣り竿はレンタルできるので釣り餌を購入時に合わせて確認しましょう。

<小さい画像はクリックすると拡大します>

受付管理棟があるBサイトの炊事場。場内で一番大きい炊事場で、Bサイトの方はこちらを利用することになります。
管理が行き届いていて清潔感があり、冷蔵庫まで設置されています。

Aサイト・Cサイト用の炊事場は写真を撮り忘れました…。

Fサイト炊事場

Fサイトの炊事場。こちらも冷蔵庫を自由に利用できます。

Dサイト上段

Dサイト、Eサイト、バンガローは専用の炊事場とゴミ捨て・灰捨てが設置されています。
お湯は出ませんが、わざわざ共有炊事場に行かなくて済みます。

炊事場はすべてお湯は出ないので、冷える時期に利用する際はテムレスなど用意しましょう。

トイレ

Bサイトにあるトイレ。
Bサイト、Cサイト、Fサイト利用の方はこちらのトイレが一番近いです。

トイレ

Dサイト上段と下段の間にあるトイレ。
Aサイト、Dサイト、バンガロー利用の方はこちらが近いです。

新設されたのか、こちらのトイレが一番綺麗です(男女各1室しかありませんが…)

トイレ

Eサイトの専用トイレ。

<小さい画像はクリックすると拡大します>

シャワーは3室あり、無料で24時間利用可能です。

シャワー棟の脇に手洗い場があり、歯磨きや洗顔などはお湯が使えます。洗濯機や乾燥機が設置されています。
こちらの蛇口からはお湯が出ます(炊事場ではないので食器洗いはNG)

炊事場

生ごみと灰のみ捨てることができます(それ以外は持ち帰り)。
各炊事場に蓋付きのゴミ箱(生ごみ)と一斗缶(灰)が設置されています。

周辺情報

近隣にスーパーやコンビニはありませんが、山中湖方面に車で10分ほど行ったところに「道の駅 どうし」があります。
他にも、日帰り温泉施設も車で10分圏内にあります。
公式HPに分かりやすい詳細やリンクが載っているのでそちらをチェックしてみてください(>>>周辺情報)。

最後に

今回、猛暑からの避難ということで道志村を利用させてもらいました。

事前調べも不十分で道志村初心者ということもあり、「川沿いで涼を取る」計画はうまくいきませんでした。とは言え、住んでる地域で過ごすよりは圧倒的に快適に過ごせました。午後にゲリラ豪雨もありましたが、サイトのコンディションが想像以上に良く、おかげでストレスなく過ごすことができました。

今回利用してみて反省すべき点は、サーキュレーターを複数台持参しなかったことです。
雨が降ってから気温は25度以下になったものの、湿度が一気に上がり、翌朝まで湿度が80%以上と湿度対策が不十分でした。

総合的には、また利用したいと思ったキャンプ場でした。
これから夏本番。散策してみて気になるサイトが幾つかあったので、また利用したいと思います。

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